|
|
第1回 山野ビッグバンドフェスティバル'70の開催現在の山野ビッグバンドジャズコンテスト（YBBJC）につながる第1回山野ビッグバンドフェスティバル'70が、1970年6月20日（土）にサンケイホールにて開催されました。その立役者として、法政大学ニューオレOBの伊波秀進（いばひでのぶ）さんの存在があります。
伊波さんは山野楽器に入社後、同じく学生時代に慶応ライトに所属していた当時の山野楽器専務の山野政光氏らと議論を重ね、「山野ビッグバンドサークル」を企画しスタートさせました。この山野ビッグバンドサークルは、学生ビッグ･バンドの振興・技術向上の場として発足したもので、月に一度銀座の山野楽器のホールでビッグバンドのクリニックがあり、 仲野彰 （tp）、ブルーコーツ、ニューシャープス等のトッププロから指導が受けられるというものでした。当番になった学生バンドは、各メンバーの隣にプロのメンバーの方が座って、直接指導を受けることができたそうです。 山野ビッグバンドサークルの活動成果の発表の場として企画されたコンサートが、この第1回山野ビッグバンドフェスティバル'70です。各校が制限時間内に2曲を演奏するというパターンだったそうですが、現在の山野ビッグバンドジャズコンテストにも引き継がれています。 伊波さんは現在、The Big Band of Rogues（東京キューバンボーイズ Jr.）という社会人ビッグバンドでバンドリーダーをされています。Roguesには、法政ニューオレOBの小松九一郎さん（as）、三村慎司さん（ts）、久野徹さん（tb）、内野勝年さん（tb）、チコ島津さん（perc）（＊1）らが在籍しています。 また、JABA（全日本アマチュア・ビッグバンド協会）を設立し、JAJE（日本学校ジャズ教育協会）の東日本本部専務理事などを歴任するなど、ビッグバンドジャズの普及に尽力されています。 ＊注
（※ 雑誌・本・Webなどの情報源を元にまとめましたが、記述内容等に間違いがありましたら、ご指摘いただきますようお願いいたします） |
